南米紀行その1(ペルー、リマ周辺&ナスカの地上絵)

40年間働いてきたご褒美に、思い切って超長期休暇をとり、地球の裏側まで行ってきた。

あまりにも盛りだくさんの旅で、とても全部は書ききれないので、まずは大好きになったペルーから。

 

1月22日、フォグイグアスからラタム航空で夜遅くペルーの首都リマへ到着。

夜の10時を過ぎているというのに、車はとても多い。聞けばリマの人口は900万人を超えているとか。やがて、1000万人も超えるだろう。というのは、ベネズエラからの流入が多いから。

そんな説明を現地ガイドで日系3世のクラハシさんから聞きながらミラフローレス地区にあるホテルへ到着。

翌23日、今日からペルー観光が始まります。言語もポルトガル語からスペイン語へと変わり、交通渋滞の中、リマの旧市街地セントロへ。

 

  混血の人の街なり百日紅(さるすべり)

 

地下鉄は現在工事中とか。それが出きればこの渋滞も少しはましになるでしょうが、とにかくすさまじい。そして、道路が狭く交通量が多いので、バイクも自転車も見かけない。

16世紀、財宝(エル・ドラード)を目指してやってきたスペイン人のコンキスタドール(征服者)フランシスコ・ピサロが建設したこの町は、植民地時代の財力をつぎ込んだ建造物並び、ユネスコの世界遺産に登録されている。サンフランシスコ教会、元々駅舎だった建物(現在は図書館)を見学し、そのまま町の中心アルマス広場へ向かって歩く。スペイン人が入って出来た南米の街には、必ずアルマス広場を中心に教会と中央官庁が周りを囲んでいる。ここリマも大統領官邸や市庁舎などが見られる。また、ピサロが礎石を置いたペルー最古のカテドラルの厳な姿も。その後、サントドミンゴ教会も見学して昼食のレストランへ。

 

サンフランシスコ教会

 

サンマルティン像(黒人の聖人は珍しい)

 

カテドラル(ペルーのカトリックの総本山)

 

大統領官邸

 

メニューはペルーの代表的な料理セビーチェ。生の魚をライムとAji(アヒ)で和えて、でかいコーンと揚げたバナナが付け合わせ。美味しかった。ペルー料理にAjiは欠かせない。

 

 

1月24日、「Buenos dias!!」

今日は長いドライブの1日。私の体調は最悪で、ただひたすらバスに揺られることに。長い旅、1日くらいはそんな日もあるでしょう。明日のために、おとなしく・・・・

 

アラスカ、フェアバンクスからアルゼンチン、ブエノスアイレスまで南北アメリカを縦断するパンアメリカンハイウェイを走ってパラカスの街へ。途中パチャカマク遺跡を見学、砂漠とスラム街、その向こうには太平洋も見える。

 

 

 

勝手にバラック小屋を建てて、5年たてばそれが正式に自分のものになってしまうそうで、田舎からリマの周辺へ押し寄せて来ているそうだが、この人々はどう生計をたてているのだろうか。

 

  遺跡にも貧しき家(や)にも砂嵐

 

 

25日、快晴!!

ペルーのガラパゴスと云われるバジェスタ島へクルーズ。

恐ろしいばかりの数の鳥たち。

 

インカペリカンカツオドリ、そしてフンボルトペンギンも。

巣を作っている様子も見えます。

 

 

インカアジサシもいます。

 

 

首の太いオタリアがたくさんの雌を従えてハーレムを作っています。

 

 

天候に恵まれて、船酔いすることもなくチャコ海岸に戻ってきた。

さあ、天気が崩れないうちにナスカの地上絵も一気に。

ピスコ空港へGO!!」

 

謎の多いナスカの地上絵、バンバを覆った黒い石や砂をどけて白っぽい地面を出すことで描かれていて、雨がほとんど降らない気候がこの絵を現在まで残した。絵の大きさは10mから300mにもなるので、空中から見ないとわからない。

 

というわけで、無駄に立派なピスコ空港からセスナでフライト。

パイロットが「右、右、翼の下、サル、サル」と案内してくれる。

 

 

でも、これを私が写真に撮るのはムリ!!

しっかりと目に焼き付けておこう。