南米紀行その3(ウユニ塩湖)

今回の旅のもう一つの目的地はウユニ塩湖。ボリビアの政情が安定してきて、私たちも行けるようになったわけだが、なんせ標高は3700m。マチュピチュ村(2000m)から聖なるインカの谷(2800m)クスコ(3300m)と少しずつ高度を上げながら2月1日ボリビアの首都ラパスへ。

チチカカ湖を見ながらアマゾナス航空でエルアルト空港に到着。ここは標高4000mあり、世界で一番高所にある空港だそうだが、ロープーウェイで15分、一気に3600mのラパス中央駅まで下っていける。

このラパスの街、坂だらけで道は込み合っているが、ロープウェイが現在11路線、路線ごとに車体の色が違って楽しい。運賃も3ボリビアーノ(約50円)で大切な市民の足なのだ。

 

 

2月2日、ボリビアーナ航空でウユニ空港へ。

ここからは3人ずつランドクルーザーに乗って出発!!

私たちの車のドライバーはエルメル君。彼は英語が話せないので、車内は片言のスペイン語での会話(?)、これもまた楽しい。

 

ボリビアは外資をあまり入れてないそうで、幹線道路以外は舗装されてないところが多い。大きな穴ぼこを避けながらくねくねと、デコボコ道をまず向かったのは「列車の墓場」

19世紀からボリビアの豊かな鉱山資源を運ぶために使われていた列車が、1940年頃にはその役目を終えてたくさん放置されている。凄まじい景色だ。

 

 

その後、今日と明日宿泊の「塩のホテル」へ。

 

 

長靴に履き替えて、「いざ、出発!!」

鏡張りを見に、一度目の挑戦。

数百万年前にアンデス山脈が隆起したとき、海底が海水ごと持ちあげられ、それが取り残されたのがこのあたりの塩湖。流れ込む川がないので、雨季には濃い塩水が染み出て湖を覆い、乾期には一面真っ白な塩で覆われる。

今は雨季、この日は残念ながら小雨と風で絶景には会えません。明日、仕切り直しです。

 

2月3日、「今日こそウユニ塩湖の絶景に会えますように!!」

そう祈りながらホテルを出発。

標高3760mに位置するウユニ塩湖は12,000㎡、四国の半分の広さが真っ平。で、そこに見えている景色が実は10㎞も遠くの景色だったり、遠近感がおかしなことに。

 

 

こんなトリック写真を撮って遊んで絶景を待ちます。

ウユニ塩湖のど真ん中でピクニックランチ。この標高にも慣れて、ワインを美味しく飲んでいたら・・・・・

 

 

この絶景!!

これに会いたかった!!

 

 

思わずパノラマ撮影!!

 

息を吞む光景。

この景色の中で昼食、最高に贅沢な時間だった。

 

それからは、一旦ホテルに戻り、改めて夕日ツアーにトライ。

少しでも雲が切れてくれれば、と祈ってみたものの叶わず。

でも、ツアーの仲間たちとフォーメーション写真を撮影、これを土産としよう!!