7月の薬草(ハマユウ、ハマオモト)

まだ梅雨が明けない。

ベランダの草花の水やりは楽だが、トマトは色づかないまま落ち始めた。夏野菜の値段が高いのも納得できる。

この頃はみんなで行く薬草観察はコロナの影響もありお預け。そのかわり、茶花の採集を兼ねて、近くの駐車場や波辺を歩いている。ただし、浜の遊歩道は早朝から行き交う人が多く、いくら刈り取られるだけの雑草でも、だんだん採取しにくくなってきた。

 

 

今はハマボウが花盛り、そしてハマユウが大輪の花を咲かせている。そして、ノダフジはもう豆果となって、足元には定番のヒメジョン

 

 

 

 

 

ハマオモト(浜万年青)Crinum Asiaticum      ヒガンバナ科

 

 

生育場所:海岸の砂地に生える常緑多年草

有毒

 

和名のハマユウでなじみが深いこの花、その名のとおり海岸で見ることができます。香椎浜にも自生していますが、花の白いひらひらを木綿にみたてての命名とか。また、昆布のような分厚い立派な葉は万年青にも似ているので、ハマオモトとも。

花は根元が筒状で細い6枚の花弁の先は反り返っており、それがたくさん集まっています。強い香りを発して蛾を呼び寄せて受粉します。

香椎浜では7月になるとハマユウとハマボウが競って咲き誇ります。