1月の薬草(サトイモ)

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

お正月を前に大量のがめ煮と大根なますを作るのは私の役目。

もう何年もやっているので、だいぶコツもわかってきた。がめ煮はいい出汁をとって薄めに味付けをして、ほっこりと煮崩れさせずに里芋に味をふくませることが出来れば大成功!!

冬の野菜といえば、蕪、白菜、大根、そして私の好物の里芋。

というわけで、今月はサトイモを取り上げます。

 

サトイモ(里芋)Colocasia esculenta   サトイモ科

 

生育場所:熱帯アジア原産の各地で栽培される多年草

利用部位:球茎、葉茎;(ウ)

民間:湿布薬として外用

 

 

 

冬の代表的な野菜のひとつでがめ煮や豚汁には欠かせません。

草丈50~100㎝、地下の球茎は褐色の繊維に包まれていて、大きなハート形の葉は葉柄が長く根生しています。まれに夏に黄色い仏炎苞を持つ花を咲かせます。

里芋の皮をむくとき手が痒くなりますが、これはシュウ酸カルシウムの結晶が含まれているからです。桶にたくさんのイモを入れて水を張り、板をかき回して洗うと摩擦で皮がむけますが、この様子を「芋の子を洗う」と、混雑する様子を喩えます。

七夕の時、芋の葉の朝露を集めて摺った墨で短冊に願い事を書くと字が上手になるという言い伝えもありましたね。