『ドレミのイッピン・ひとくふう』    その1 Carrousel

ドレミ薬局もこの3月で20周年。

この間、どうすれば働く私たちにとって、よりストレス少なく、よいパフォーマンスがだせるか。

また患者さん、お客さんにとって、何が必要か、何をすれば喜んでいただけるか。

そのことを薬局のスタッフ全員が常に考えながら、工夫を重ねている。

また、経営者としては、今どんな設備投資をすべきかを考え、新しいものへのアンテナも張って、少しずつ設備を充実させてきた。

中にいる私たちとしては、当たり前と思っていることだが、薬剤師仲間からは高評価をいただくことも多い。

そこで、改めて少し自慢できるものをひとつずつ紹介することにした。

 

 

まず、第1回目は調剤室でひときわ目を引く大きな回転式の薬棚Carrousel。

これは、今の薬局の3分の1以下の広さしかなかった15年前、何とか狭い調剤室にたくさんの薬品を整理する方法はないかと悩んでいた時に購入したスウェーデン、シンテック製のもの。直径は110cmもあり、現在は1段目に67品目あり、それが9段あるので約600品目の薬が収納できる。

現在1500品目以上の薬を在庫しているドレミ薬局の強い味方だ。従来の薬棚だととてつもない広さが必要となり、導線も長くなる。あまり処方されないからと、引き出しに入れると整理が難しく、しまいには箱がつぶれてしまう。

ところが、これだと動かずとも棚を回転させれば薬の方が手元に来てくる。棚が傾斜しているので先入れ先出しが容易である。そして、大きな屋根がついているので、意外に埃がつかない。とにかく頑丈である。

欠点は、箱をきちんと閉じないと回転を妨げてしまうこと。薬を返す時にまた回転していて、元の場所を探さなければならない時があること。三半規管の弱い人はめまいを覚えるらしい(過去に一人いました)こと。

 

購入した当初は狭い調剤室だったので、薬棚の奥の隅っこに設置して、一人ずつしか取り出すことはできなかったが、今はドーンと置いているので、3人が一度に取り出すことができる。

いくつかの欠点を補って余りあるこの存在感と働きぶりはドレミ薬局調剤室の王様と言っていいだろう!!

 

 

 

ところで、5年前のノルウェー旅行で覗いた薬局で・・・・もう一回り大きなCarrouselとの遭遇!!

ちびの私は思わず呟いてしまった。「これは、脚立とセットでないと使えないよねぇ・・・・」