『ドレミのイッピン・ひとくふう』その5 オーディットAudit

正しく調剤をする。

私たち薬剤師の仕事の中で、あまりにも当たり前のこと。

決して間違いは許されない。でも、人間のやることに完璧はありえない。だから、色々な工夫をして患者さんの手に届く前に、ミスを発見しようと工夫を重ねてきた。

そんな私たちの強い味方が、この監査システムAuditだ。

画像とバーコードで薬を見分け、重さで数量を確認する。それも、一度に、うまくいけば6,7種の薬を監査することができる。

 

 

 

 

 

また、後でその記録を見ることができるし、印刷もできる。

 

 

 

 

Audit導入前は、監査した後に頭上に設置したカメラで記録をとっていた。このカメラの導入もその時点では画期的だった。それまで在庫の数を確認することで、「間違いないはずだ」としか言えなかったものが、きちんと証拠が残るわけだ。が、どうしても後追いでの限界。事前にミスを発見することはできなかった。

特に、ジェネリック医薬品の数が増えてからは、先発とジェネリックの取り違えが大きなストレスに。健康被害に結び付く事例ではないからといって、許されるわけではない。

 

そこで、このAuditの登場となるわけで、この効果は抜群!!

それまで毎日行っていた向精神薬やSU剤の在庫合わせも必要でなくなった。

患者さんからの「薬が足りなかった」との問い合わせにも、この記録を見せることで納得していただける。

何より、私達薬剤師の安心感が大きい。

「ありがとう!!Audit」

 

今は2台がフル稼働で私たちを支えてくれているが、ここで製薬メーカーへのお願い。

「読み取りやすいバーコードにしてください」