9月の薬草(ミズヒキ)

週に1回、田んぼの中を車を走らせお茶の稽古に行っている。

今日はお彼岸の中日だが、それに合わせたように畦道には彼岸花の群生が。

香椎浜は白の彼岸花、でももう見ごろは過ぎている。

先日行った久山の茅乃舎では、彼岸花と水引を合わせて飾り付けてあった。

 

 

そうだ、今月の薬草はミズヒキとしよう!!

この付近の野山では、この時期どこでも見ることができるが、特に立花山の頂上の群生は見事。でも、この細く並んだ花をきれいに撮るのは本当に難しい。

 

 

ミズヒキ(水引)Persicaria filiformis   タデ科

生育場所:林、道端

利用部位:枝葉

民間薬:止血、腰痛、胃痛に煎服

 

初秋から仲秋の頃、水の豊かな場所に風に揺れる赤い小さな花が目につき始めます。この花をみれば名前の由来は一目瞭然。この写真のように下からみると白く、まさに紅白の水引となり、キンミズヒキとともにこの季節のおめでたい花です。但し、ミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科で異なる種類です。また、ミズヒキの白花種はギンミズヒキと言います。

 

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葉は広い楕円形で柔らかく、葉の両面と茎には毛があります。初夏には八の字の黒い斑紋がみられることも大きな特徴です。秋に茎の先端から長い花茎を伸ばしまばらに花をつけますが、花弁に見えるのはがくでこれが長い間花が咲いているように見えます。

長谷ふれあいロード、立花山、油山でも見ることができます。