4月の薬草(ナワシログミ)

私たちのフィールドの長谷ダムふれあいロードにはたくさんのナワシログミの株が見られる。

私が最初に見分けることが出来るようになったのは、くるんと反り返ったこの葉っぱだった。

苗代を見るのを待ちきれずに、今年は早々にナワシログミの実が色づいている。

ナワシログミ(苗代茱萸)Elaeagnus pungens    グミ科

生育場所:山地に生える常緑低木

利用部位:果実;胡頽子(コタイシ)

民間薬:下痢、咳、のどの渇きに乾燥した果実を煎服

深緑の厚くて硬い楕円形の丸まった葉は裏が白く見分けられます。10~11月下向きに白い花を咲かせ、翌年の初夏、苗代を作るころに赤い実を鈴状につけるのでこの名となりました。

ナワシログミ.JPG樹高2.5m前後、枝はかたくよく分枝し、枝先はしばしばとげになります。葉は厚く長楕円形、秋に短柄のある白い花を葉えきに咲かせ垂れ下がります。果実は長楕円形で年を越して赤く熟して食べられますが、タンニン(ポリフェノール)を含むためやや渋みがあるのが欠点です。

長谷ダムふれあいロードではフェンス越しに見ることができました。v

10月に咲いたナワシログミの花