コロナ禍で迎えるゴールデンウィークも3年目。
相変わらず感染者数は減らないものの、ウィズコロナ、対策をしながら少しずつ・・・
と言いながら、私は相変わらず腰が痛くなるまでベランダ庭園の手入れ。
今日もまた苗ものやさんで、翁草、松虫草、そして八重咲の桔梗を買ってしまった。植木鉢は増える一方。これからの季節、水やりは大問題!!
さて、5月の薬草は・・・
明日は端午の節句。この日のつきものの薬草と言えば「菖蒲」
健康を願って菖蒲湯に、とは言っても、なかなか菖蒲を手に入れることはできない。ましてや、花菖蒲ではない、この地味な菖蒲の花を見たことのある人は少ないのでは。
ショウブ(菖蒲)Acorus calamus ショウブ科
生育場所:池沼や溝の浅い水中に生える多年草
利用部位:根茎;菖蒲根(ショウブコン)または水菖蒲(スイショウブ)
民間薬:神経痛、リウマチに浴用
漢方処方:菖蒲欝金湯、菖蒲開音湯
5月5日の端午の節句には菖蒲湯、その菖蒲は花菖蒲ではなく、この地味な菖蒲です。
大きな根茎は白くて節が多く太くて長く泥の中を走っています。葉は根茎の頭に集まって直立し、2列に抱き合った剣形、滑らかで芳香があります。夏に黄緑色の肉穂花序を葉の間に咲かせます。
中国では古来より、ショウブの形が刀に似ていること、邪気を祓うような爽やかな香りを持つことから男子とって縁起の良い植物とされ、日本でも、「尚武」という字が当てられるようになり(勝負にも通じる)、軒先に魔除けとして吊るしたり、風呂に入れる習慣が伝えられてきました。
近縁のセキショウ(石菖根)も同様に使用されます。 樫原湿原で観察しました。