11月の薬木(ニシキギ)

10月半ばから私にとっては怒涛の1か月。

久しぶりの薬草観察の講師を引き受けて、その準備をする傍ら、夕さりの茶会を企画。

また、コロナ禍での薬局の取り組みを発表する場も得て、その準備。

その間には、お茶の研究会と支部の茶会。

過密日程を終えて、やっと今日は勤労感謝の日。久しぶりのオフの一日。

花は・・・・我が家でも、嵯峨菊、磯菊、野地菊と様々な菊が咲き乱れている。そして、散歩道では桜や浜朴の葉がきれいに色づいている。

そう言えば、先日の茶会の薄茶席のお花も、嵯峨菊と錦木の照葉だった。

ニシキギ(錦木)Euonymus alatus   ニシキギ科

生育場所:山野に生え植栽もされる落葉低木

利用部位:茎のコルク質のひれ;鬼箭羽(キセンウ)

民間薬:翼の部分を黒焼きにしてご飯粒でねり患部に貼ってとげ抜きに。月経不順に煎服

紅葉の見事さを錦に喩えたのが名前の由来のニシキギは、枝にコルク質の翼を持っていることが特徴で、すぐに見分けることができます。

樹高約3m、枝は緑色で四方に広がり、後にコルク質の翼がつきます。葉は対生、楕円形で長さ1.5~7cm、両端が尖り細かい鋸歯があります。初夏、集散花序に黄緑色の花を1~3個つけます。 長谷公園でたくさん見ることができます。