1月の薬草(ハマヒルガオ)

新年あけましておめでとうございます。

2023年、穏やかな幕開けです。

暖かい日差しに誘われて香椎浜を散歩してみました。

年末にきれいに刈り取られたところから、もう下萌えです。

カタバミ、ヨモギ、そしてハマヒルガオ。

空は見事な青。それにセンダンの実が映えてます。ほかにトベラやユズリハも実をつけてます。

今月はまだ花は咲いてないものの緑の葉が力強いハマヒルガオを取り上げましょう。

ハマヒルガオ(浜昼顔)Calystegia soldanella   ヒルガオ科

生育場所:海岸の砂地に生える多年草

利用部位:根

民間薬:リウマチ性関節炎に煎服

香椎浜、和白海岸で初夏に群生が見られる、典型的な海岸の植物です。

白い地下茎を砂の中で四方に伸ばして繁殖し、切ると白い液が出ます。葉は、乾燥に適するように厚く丸く光沢があり、花は6~8月頃、ヒルガオに似てロート状の淡紅色、基部に2枚の苞に包まれてがく片が5枚あり、果実は黒色で4個の種子があります。

葉の光沢は透明な細胞膜(クチクラ)で、水分の蒸発を防いでいるだけでなく、海水の塩分から葉を守っています。 香椎浜にはコヒルガオもたくさん咲いていますが、その違いは葉の形。コヒルガオは矢尻形でハマヒルガオは丸いハート形、そして、コヒルガオがつる性であるのに対し、ハマヒルガオは匍匐性です。