今年も初釜がやってきた。
昨年は水屋で散々の出来だった私は、今年は大役はなしで次客という気楽さ。

 

席入りして御軸を拝見。「松に古今の色無し」
挨拶のあとにまず炭点前。
炭も堂々と奉書を敷いた炭台に組まれている。

 

 

 

炭太く組まれ初釜待つ朝（あした）

 

炉に炭がつがれ、お香が匂い始めると懐石の始まり。

 

 

暖かいご飯と蓬麩となめこの味噌汁、燗鍋がでてお酒で口も滑らかになって鯛の向う付けに箸をつけた後に熱々の煮物椀。
蓋をとると湯気の中からしんじょ、鞠麩、しいたけ、三つ葉、甘海老の景色を目と舌で味わう。

 

ああ～　幸せ！！