行の真台子(ぎょうのしんだいす)
侘び茶が始まる以前の格の高い、重々しい点前。
茶道の歴史を知る上では必要とはわかっているが、とにかく煩雑極まりなく、「このような点前でもてなされても嬉しくないでしょう」とも思ってしまう。
ところが奥が深ければこそ、その魅力に取りつかれてしまうわけで、今年こそこの点前を自分なりに纏めるところまでやりとげたい。
真台子にふさわしく真の花器の唐金が使われた。
花は侘び助椿の太郎冠者(タロウカジャ)、曽呂利(ゾロリ)の花入れで格調高く飾られていました。