梅雨が明けたと同時に猛暑。
とてもカメラを手に薬草を見る気にもならないまま今となって、あわてて日が傾いてから長谷ダムに行ってみました。
この時期、どの花も暑さにうだっている中で合歓の花の名残がありました。
6月に咲き始める合歓の花、今年はとりわけ美しいように思われます。久山の猪野神社近くの山林でも咲き誇っていました。
この花を知ったのは、美智子様の「合歓の木の子守唄」か宮城まり子さんの「ねむのき学園」か・・・・
初夏の日暮れ前に美しい薄紅色のフワフワとした花を咲かせます。花がしぼむ夜にはこの名の通り葉を閉じて睡眠運動を行います。このことが男女の和合を連想させたのか合歓の字が当てられたようです。
生薬名:合歓皮(ゴウカンピ)
生育場所:山野
利用部位:樹皮
薬効と用い方
民間薬として関節痛、腰痛、または利尿、強壮に煎服。痛みには煎液で患部を冷湿布してもよい。
漢方処方
合歓湯、黄昏湯