平成26年の初釜

今年の田中社中の初釜は久しぶりに私が亭主を勤めた。
客を迎える前に炭を組み、炉には香を敷き、湿し灰をまいて準備を整える。
 
今回の掛け軸は「雪月花」
年を重ねて、お茶を通じて自然とかかわる楽しさを享受したいという思いをこの茶会のテーマとしました。
水差は鳥獣戯画の染付け、香合は駿馬と動物シリーズ。みんな楽しんでくれるでしょうか。
 
ベネチアで購入した茶碗を薄茶の主茶碗に使い、ギヤマンで「うたかた」と銘をつけました。
茶杓は利休の「泪」の写しなので、拝見の時に茶杓筒もそえたのは私の工夫です。
 
私なりに稽古を重ね、そして道具も調べて臨んだ今回の亭主としての初釜。もう少し真剣に取り組んでみようと改めて思いました。
 
古家も晴れの舞台の初茶かな