スイスの休日(その4)

6日目、4泊したインターラーケンのホテルをチェックアウトしてグリンデルワルトのホテルへ。小さいヒュッテの最上階はメゾネットになっていてジャグジーとは別にシャワーもあり、広々したリビングには大きいテーブルが2つ、レンジや食器も揃っていて思わず大歓声。
ホテルで遊びたい心を抑えてロープーウェーでフィルストへ。到着する頃から雲行きが怪しくなり、バッハアルプゼーへのハイキングの頃には冷たい雨が降り出した。湖にアルプスの山を閉じ込めたような景色が楽しめるはずだったが・・・・
ターザン気分で一気に降りるつもりだったフィルストフライヤーも運行中止。すごすごと引き返した。
昼間の残念な気分はホテルでの田中家名物トランプ大会で一掃、夜中まで盛り上がった。

7日目。最終日にやっとスイス晴れ。
荷物をホテルに置いたままバスでブスアルプまで行くことにした。
ここからだと、男性のアイガー、女性のユングフラウを結びつける牧師のメンヒと3山がすべて見る事ができる。夏のにぎやかさの去った草原に、少し残った花々、大きなカウベルを揺らしながら草を食む牛たち、小さい小屋はチーズの貯蔵小屋。まさしく私たちみんながイメージするスイスの風景に出会うことができた。
私が幼い頃、祖父の家では牛を飼っており、搾乳場に連れて行くときに眉間のあたりをたたいていたことを思い出し、牛に触ってみる。
「あ、気持ち良さそう!!」
次のバス停まで歩き始めたら、この牛もいっしょについてきた。

牛と往くハイジの国の花野かな

楽しかったスイスでの休日ももうおしまいです。