3月の薬草(スギナ)

今日は啓蟄、とはいえまだまだ風は冷たく、満開の梅も寒そうです。
でも、足元を見ると、裸の地面にわずかずつ緑が見えてきました。イヌノフグリハコベは茎を這わせています。もう少ししたら、あちこちの土手で土筆が顔を出し始めますよね~
ずいぶん昔、野辺で遊んでいて偶然つくしを見つけ、採り始めたら、だんだんつくし目になって、すぐに見分けがつくようになり、夢中でたくさん採って帰りました。指先を真っ黒にしながら袴をとって、卵とじにしたら、ちょっぴりになってしまいがっかりした覚えがあります。

あれあれ、今年になってからは薬草というより食べて美味しい野草シリーズになってしまってます・・・・

 

スギナ(杉菜)Equisetum arvense   トクサ科

 

生薬名:問荊(モンケイ)
生育場所:山野、湿地、道端に普通にみられる多年生シダ植物
利用部位:栄養茎
薬効と利用法
利尿、解熱、鎮咳などに煎服。
うるしかぶれに外用


「つくし誰の子すぎなの子」でおなじみ、春の山菜の代表土筆(つくし)はスギナの胞子茎で、つくし成長後には外見の全く異なる栄養茎を伸ばします。ツクシはスギナにくっついて出ているように見えることから「付く子」、袴のところで継いでいるようにみえることから「継く子」となったとか。またその姿は筆に似ているので「土筆」という字が当てられました。
地下茎は長く伸び節から地上茎を出します。地上茎は2種類あり胞子茎(ツクシ)は早春に生え、茎頂に長楕円形の胞子嚢穂をひとつつけます。スギに似ている栄養茎は茎と葉からなり、草丈30~40cmで中空、節で輪生状に多く枝分かれして葉は小さく鱗片状で光合成を行います。
つくしは可愛いしおいしいのですが、地下茎でも胞子でも増えるスギナは、農家にとって駆除が難しい草のようです。
油山で、また夏の志賀島では両方が同時に見られました。