先週、私たちのホームグラウンドの長谷ダムふれあいロードに春を見つけに出かけてみました。
上を見ると、昨年の古い実を残したままの枝に、新芽がたくさん出ています。葉が茂ってない分、木肌までよく見ることができて、ネジキの捻じれ具合も確認!!
足元にはスミレが咲き始めています。そして、地面を覆った濃い緑の葉と小さな紫の花のキランソウです。別名の『地獄の釜の蓋』があまりに強烈で、私も早い時期に覚えた薬草です。
キランソウ(金瘡小草)Ajuga decumbens シソ科
生薬名:キランソウ
生育場所:山野に多くみられる多年草
利用部位:全草
薬効と用い方:咳、去痰、解熱、下痢止め、健胃に煎服
地面にはりつくように広がり春早い時期に濃い紫の小さな花を咲かせます。別名「地獄の釜の蓋」は蓋のように広がる様子からとも、この薬効から地獄に蓋をして助けるという意味ともいわれています。
茎は四方に広がり長さ5~15cmで紫を帯び、根生葉はロゼット状で長さ4~6cmでゆるやかなギザギザがあります。一方茎葉は1~3cmで対生、卵形です。
三日月山登山道でも霊園に近いところで、また長谷ふれあいロードで見ることができます。