暑い!!!
しかも年ごとに暑さが増していくようで、外出することに身の危険を感じる。
こんな時は、早い時刻に木陰の多い長谷ダムふれあいロードを歩くことをお勧め。夏は百合の花の季節、花の種類は少ないものの、たくさんのタカサゴユリ(高砂百合)が満開で迎えてくれました。クサギ(臭木)の花も咲き始め、ナラガシワはどんぐりが太り始めています。ヤマハギ(山萩)、オミナエシ(女郎花)、オトコエシ(男郎花)も蕾を膨らませて秋を待ち構えているのが見られました。
昨年はこの時期、樫原湿原でたくさんのコオニユリに出会いました。
オニユリ(鬼百合)Lilium lancifolium ユリ科
生育場所:山地の林縁、草地、海岸などに生え、また栽培される多年草
利用部位:鱗茎;百合(ビャクゴウ)
漢方処方:百合滑石湯、百合固金湯、百合膏
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」とは美人のたとえですが、実はこの3種の花は婦人薬でもあるので、女性が服用すると綺麗になるという意味があるのかもしれません。百合は花が美しいばかりでなく、根は薬用、そして食用で、百合根は京料理には欠かせません。
百合は鱗茎がたくさん重なり合ったところから、また和名のユリは細い茎で花が「風にゆるる」ところから命名されたものです。
ところで、近縁のコオニユリとの大きな違いは、コオニユリが2倍体なのに対し、オニユリは3倍体なので、種子では殖えずむかごを作ることです。