暖かくなって来た。待ちに待った野歩きの季節の到来だ!!
今年の薬草観察、皮切りは・・・
とある情報を聞きつけてセリバオウレンを目的に9名ででかけた。
たくさんの新芽をつけているのはニワトコ。花芽も交じり、月末にはたくさんの花が見られそうです。
この新芽は天ぷらでいただきましょう!!
あれあれ・・・
キクラゲがあります。
干して炒め物にしましょう!!
イタドリは去年の残骸が。
そして、早くもマムシグサは花を咲かせていました。
でもでも、肝心のセリバオウレンはどこ?
情報をもとに、林の中へ・・・・
すると、
「あったぁ~」
たくさんのセリバオウレンの群生です。
白い可憐な花を咲かせています。
小さな花なのに、大きな株を作っていました。
セリバオウレン(芹葉黄連)Coptis japonica キンポウゲ科
生育場所:山地の木の下に自生する多年草
利用部位:根茎;(局)オウレン(黄連)
民間薬:苦味健胃、整腸剤として、粉末または煎液にて内服
漢方処方:三黄瀉心湯、温清飲、黄連湯、黄連解毒湯など
医薬品:殺菌性健胃整腸薬ベルベリン原料
早春の天拝山で出会ったこの花、こんな可愛くて薬用にもなるとは。
葉は2回3出葉で小葉は深く切れ込んでいます。1㎝ほどの白い花を春咲かせますが、雄しべが長く、花弁状の萼片と花弁が合わせて15個以上あります。雌雄異株で紫色を帯びたのが雌花です。
重要な生薬で、下痢止めなどに用いられるベルベリンが含まれています。
また黄連は仲春(啓蟄から清明までの頃)の季語で、昔は身近な花であったことが伺えます。