茶室披き

猛威を振るうコロナウィルス。すべてのイベントが自粛で家で過ごす時間が多くなった。

本来なら3月はお茶会の季節。利休忌の茶会も中止となり、ぽっかり穴が開いたよう。そこで、思い切って我が家に拵えた茶室(のようなもの)の披露を思い立った。

お茶を趣味として40年、お茶席にはたくさん入っているし、母が席主の茶事の手伝いはさんざん経験しているものの、自分が席主として催すことは初めて。無理せずに薄茶だけを呈することにした。

道具を考えて、お茶とお菓子の準備をして、お弁当の手配をして・・・・花は先生から頂いた利休梅と藪椿。

水屋の設営をしてみたら、茶巾盥もいることに気づき、慌てて百均ショップへ。やれやれ・・・

 

当日は、春らしい良い天気。お茶の仲間が遊びに来てくれた。そして、薬局の仲間もお茶席初体験を。

今回の茶会のテーマは「野遊び」

山中現さんの版画「みどりのかたち」を軸に、水指に鳥獣戯画、お菓子も蝶々が飛び交っている楽しいものに。

 

 

 

まず、私がお茶の仲間に茶を点てて、その後は交代で亭主や正客を務めていった。初めてのメンバーは少し緊張気味。ただ抹茶を飲むのと異なり、茶席の様々なことが驚きの連続。これを面白いと思うか、面倒と思うか、それが分かれ道。

正座で足が痺れた後は、椅子に座って帛紗さばきの手ほどき、そしてお茶も点ててみて、最後に集合写真をパチリ。

 

 

 

楽しい茶会、一番楽しんだのは、きっと私自身。

終わったとたんに、次は・・・と構想を練っている。