3月の薬草(カキドオシ)

桜が満開だ!!

3年ぶりに制限のない花見ができると、どこも賑わっている様子。

私は、というと・・・・・スギ花粉、ヒノキの花粉での耳鼻科の混雑にくたびれてしまって、良い季節の薬草観察もできないまま。

来週から、朝ドラで牧野富太郎を描いた「らんまん」が始まる、それを楽しみにしている。

我が家では岩切草が3年目にしてやっと咲いて、今年は茶花として床にかざることができた。

うん? よく見ると「これはカキドオシの仲間に違いない」

大きな葉の陰を探ってみると蕾をつけていたので、葉の上まで持ち上げてやってパチリ!!


カキドオシ(垣通し)Glechoma hederacea  シソ科

生育場所:山野、田園に生える多年草

利用部位:全草;連銭草(レンセンソウ)

民間薬:小児の癇(腺病質)に、利尿、糖尿病に全草を煎服

葉は円く小さく、古銭を紐に通したように見えることから「連銭草」、春花が咲くころに茎が倒れてツルになり垣を越えて茂っていくことから「垣通し」という名がつきました。また、小児の癇(腺病質)に昔からこの薬草が用いられたので別名「癇取草(カントリソウ)」とも。

草丈5~20cm、茎は直立、後に倒れて長く伸び、50cm以上になります。葉は対生、長柄があり、腎臓形で1.5~2.5cm、春、葉えきに薄紫色の唇状花を2~3個つけます。

三日月山霊園の傍で、また油山で見られました。