7月の薬草(ハマゴウ)

今日は海の日。

久しく海水浴などとは無縁の生活。夏の浜辺が似合うのは、生命力豊かな子供と若者。

植物も夏の浜辺にふさわしい顔ぶれだ。

新宮海岸はそんな浜辺の植物の宝庫。ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマニガナ、ハマボウフウ、そして今回取り上げるハマゴウと「ハマ○○」のオンパレードだ。

8月になるとハマゴウは見事な花を咲かせるので、海水浴やウィンドサーフィンのついでに気に留めてみて欲しい。

ハマゴウ(浜栲)Vitex rotundifolia   シソ科

生育場所:海岸に自生する落葉低木

利用部位:果実;蔓荊子(マンケイシ)

漢方処方:蔓荊子散、滋腎明目湯

新宮海岸では9月に砂浜一面に這いまわる紫の花の群生が見られました。

クマツヅラ科で記載のものも多いのですが、最新の分類ではシソ科となっています。

根茎は地を這って30~60㎝に立ち上がります。葉は対生し、肉厚で楕円形。夏に枝先に紫色の唇形花をたくさん円錐花序につけます。秋に5~7㎜の黒い球形でコルク質の果皮をもつ果実をつけます。

海流に乗って運ばれて海岸に生育しますが、近年護岸の整備と海砂の採取などによって砂浜が少なくなっているうえに、温暖化による海面の上昇で、海岸植物の生育は厳しい状況になっています。

ユーカリに似た芳香があり、古くは香として用いられたため「浜香」が由来です。