実りの秋。多くの植物が果実を実らせるが、里山の代表であるブナ科の樹木にはどんぐりが・・・・
その中でも堂々とした風格の丸い大きな堅果(けんか)ともしゃもしゃの殻斗(かくと)のどんぐりの王様が橡(クヌギ)です。
長谷ダムふれあいロードで薬草観察をする中で、四季折々のクヌギの姿を見てきました。
生薬名:(局)ボクソク(樸樕)
生育場所:山野
利用部位:樹皮
薬効と用い方
民間療法として煎じた液で洗い打撲に
漢方処方
治打撲一方、十味敗毒湯
秋にこの木になる実がどんぐり。「国の木」が変化してクニノキ、クノキ、クヌギに転訛したとされる山野ではよく見ることのできる雌雄同株の落葉高木です。ミズナラ、コナラ、クリ、カシワなどの他のブナ科との見分け方のひとつは葉の形、一番細長い葉がクヌギで筆者の母校、歴木中学校の校章のデザインなのです。